ノンバーバル情報を提示する婚活支援システムAnemone

日本の生涯未婚率は上昇している.独身に留まっている大きな理由の 1 つに「適当な相手にめぐり会えない」があげられており,お見合いパーティなどの婚活イベントの人気が高まっている.婚活イベントでは短時間で複数のお相手と交流できるが,その分コミュニケーション量が減少する.過去の調査では,婚活イベントなどで口説かれたとしても,相手が真実を述べているか不明確のため不信感を感じるケースが存在している.そのためイベント後にも会いたいを思う相手を判断に困るケースが考えられる.そこで本稿では婚活パーティなどの出会いの場で,相手を選ぶ際のサポートを目的とした生体情報を呈示する婚活イベント支援システム Anemone を提案する.

システム概要

本システムは婚活パーティなどの出会いの場で,不信感を払拭することを目的とし,生体情報を相手を選ぶ際の新たな指標として用いる婚活支援システムである.システム名である Anemone は実在する 花が由来となっており,赤色アネモネの花言葉は「君を愛す」である.
ユーザは Anemone を挟み対面で着席し,センサ部に指を置く.両ユーザの生体情報に応じて,Anemone が成長する.開花すると光の演出が行わ れ,満開になった場合は花を取ることができる.事前に花に連絡先を書いておき,男性から女性に「愛の花が咲きました」と渡すことも可能になる.時間内に満開になることができなければ,花はしぼみユーザは座席を移動する.


システム構成

Anemone はセンサ部と花瓶部に分類される.センサ部には心拍情報を検出するために LED 光方式の心拍センサを設置している.検知された値が一定の閾値を超えると,花瓶部に設置されたアクティブサ スペンションが上昇し,花を押し上げ,開花させる.開花したことを通知するために花瓶内の LED が点灯する.時間内に満開しなかった場合はアクティブサスペンションが下降し,花が蕾に戻る.